これだけでイメージ格段にアップ!! プロカメラマンとモデルが実践しているポートレート撮影の基本

カメラ初心者必見!これだけでイメージ格段にアップ!! プロカメラマンとモデルが実践しているポートレート撮影の基本 その1

ポートレート撮影では、カメラマンと被写体とのコミュニケーションから始まりますが、今回はポージングの基本・ピント合わせの基本について説明していきたいと思います。



ポージングの基本

撮るほうも撮られるほうも知っておきたいのが、ポージングの基本です。カメラに対して体のラインがどのような角度になるかで、美しさ、スタイル、そして強調される部分が大きく違って見えてきます。プロのカメラマンやモデルが実践している “モデル立ち” などを覚えることで、写真のイメージは格段にアップします。

ポージングは、写真の魅力を引き立てる重要な要素です。自分がカメラを向けられる立場であれば、自身の姿勢や表情を工夫することが、魅力的な写真を撮るための第一歩です。以下は、ポージングの基本原則をご紹介します。

まず、カメラに向かって立つとき、体のラインに気を配りましょう。通常、体は直立姿勢が美しく見えますが、少し横を向いたり、肩を斜めにすることで、より魅力的に写ることがあります。試行錯誤して、自分に最適な角度を見つけましょう。

次に、ポージングにおいて手や足の位置が重要です。手を腰に当てる、肘を曲げる、足をクロスするなど、微妙な変化が写真におしゃれさを加えます。このようなポーズは、プロのモデルたちが熟練の技術を持って実践していることが多いです。

また、表情もポージングの一部です。自然な笑顔、微笑み、真剣な表情など、シチュエーションに合った表情を見つけることが大切です。表情が写真に感情やストーリーを与え、魅力を引き立てます。

最後に、服装や髪型もポージングに影響を与えます。服のラインや色、髪のセットに工夫を凝らし、カメラに対して全体的な印象を向上させましょう。

練習と実践を通じて、ポージングの技術を磨いていくことが、美しい写真を撮るための大切なスキルです。プロのモデルやカメラマンのポージングテクニックを学び、自分自身の魅力を最大限に引き立てる方法を見つけましょう。ポージングの基本をマスターすれば、写真のイメージは飛躍的に向上し、おしゃれで素晴らしい写真を撮ることができるでしょう。

立ちポーズで体のラインをキレイに見せる

ポートレートの場合、全身を入れてとる場合は大きく動きをつけなくても、体の向きを少し左右に振るだけで、きれいなラインを見せることができます。あとは手や足を少しずつ動かし、かわいい、清楚と思う仕草を取り入れていく。脚が短く写るのを防ぐためにも、カメラの高さは人物の腰くらいにくるようのしましょう。

両手を後ろ側で組んで可愛いを作る

両手を後側で組んで顔を傾けたり、手を広げて顔の前に持ってきたり、あとはポーズにあった表情にすることで、『可愛い』は作ることが出来ます。

振り向くポーズで大人の雰囲気を魅せる

見せながら振り向くポーズは大人っぽさを演出できるポーズ。

手の位置は、体のラインを意識しながら自然な感じに少しだけ曲げる。表情も大切なので気を配りたい。

座りポーズでリラックス感を演出する

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床にペタン座りでリラックス可愛い

床にペタンと座り込む仕草も、子供やティーンの撮影では、リラックス可愛いを作ることができるのでおすすめです。

服装にもよるがパンツスタイルならあぐらもあり。しかし、立ポーズ同様に手の動きに気を付けたいところです。

ソファー斜め座りでラインを意識する

ソファーを使う場合、真正面に向いてしまっては、重たい写真になってしまいます。まずはソファーに対して角度のある位置からカメラを構えましょう。そして、斜め横向きにすわってもらうと体のラインをキレイに見せることができます。

慣れていないならテーブルを使おう

撮られなれていない人の場合には、このブログのトップ画像のようにテーブルの前に座ってもらい、肘をつき会話を楽しみながら上半身だけを撮っていくことから始めるとよいでしょう。カメラマンがしっかり会話をリードすることで、自然な表情を引き出しやすくなります。テーブルを使う場合も手と顔の表情がカギとなります。

ピント合わせ

ピント合わせの基本は、顔や手前の目に合わせること

ポートレート撮影では、人物の顔や瞳にしっかりピントが合ったシャープな描写があってこそ、その前後に広がるボケが美しく見えてきます。失敗写真の多くはピントが合っていないことによるものです。

ボケ表現には正確なピントが合わせと的確なピント位置が欠かせません。一昔前のデジタルカメラには、シングルポイントAF・ワイドポイントAFなどをカメラマンがAFポイントを調整しながら撮影していましたが、現行のデジタルカメラの多くには顔認識機能・瞳認識機能などが標準装備されており、プロカメラマンにも欠かせない機能となっています。

SHAKE PHOTO

実は、プロカメラマンも瞳認識機能などを使うことで、撮影時の露出調整・シャッタースピード調整・絞り調整などに集中することが出来ているんです。

顔認識機能と瞳認識機能迷わず使う

ポートレート撮影ではカメラを縦に構える撮影方法、いわゆる『縦位置構図』でカメラを構えることが多くなります。カメラ初心者が縦位置構図を撮影する際に画像中心部にピントが合ってしまことで、顔がボケてしまう失敗写真を量産してしまったり、フォーカスポイントが行方不明になってしまい慌てることがありますので、顔認識機能・瞳認識は迷わず使いましょう。

また、画像のように左右の目のピント位置が異なる場合には、手前側の目にピントを合わせるのが基本ですが、エントリー機種のデジタルカメラの瞳認識機能では、中央に近い側の目にピントが合ってしまうことがあるので注意が必要ですので、大切な撮影にはミドルクラス以上のデジタルカメラなどを使うようにしましょう。高額なミドルクラスやハイクラスデジタルカメラを購入する前にGOOPASのレンタルで試すこともできます。



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認識機能が機能しない場面ではタッチ操作も活用しよう

人混みや前ボケなどのロケーションでは、意図しない部分にピントが合ってしまうとがあります。ポートレート撮影を始めたばかりのころは、そのような状況でも慌ててしまうことがあります。実際に被写体がポーズを決めている状況でアタフタしてしまうと不安な雰囲気は伝わってしまい、被写体の表情にも出てしまうことがあります。一眼レフカメラやミラーレスカメラでは、ファインダーを覗きながらの撮影が一般的なのですが、そのような状況では背面モニターのタッチ操作で被写体の顔や瞳にタッチするだけで簡単にピントが合い、自動でシャッターを切れる機種もあります。

ライブビューモニターを活用して、スマホ感覚で撮影してみよう

ファインダーを覗かずに背面モニターを使用しながら撮影する方法をライブビュー撮影といいますが、この方法はスマホで撮影しているような感覚で撮影できるだけではなく、腕を伸ばしたハイアングル撮影や地面スレスレの超ローアングルなどの構図を楽しむことができるので、ライブビュー撮影を活用して想像をもつかないアングルからの撮影を楽しむこともできます。

SHAKE PHOTO

ライブビュー撮影では方手操作になることがあるので、手ブレしないように注意しよう

まとめ

『カメラ初心者のためのポートレート撮影の基本その1』ということで、ポージングの基本からピント合わせまでの基本についてを記事にしました。これからカメラを始める方や、モデルを目指している方にも参考にして頂ければ幸いです。ポートレート撮影では「どのような作品を作りたいのか、どのようなイメージで撮影したいのか」などをカメラマンとモデルが共有することから始まりますので、しっかりとコミュニケーションをとることを心がけましょう。今後もなるべく専門用語などを使わないようにわかりやすい情報を発信していきます。