子供の笑顔を美しく捉える！プロの写真術を大公開

子供の笑顔と可愛らしさを引き出すプロの写真術をご紹介！明るく自然な瞬間を捉え、そのかわいらしさを引き出したいものです。ここでは、明るい背景と自然光を活用して、笑顔の魅力を最大限に引き出すテクニックを解説します。

顔認識機能AFでちょこちょこ押し

表情やポーズなどの指示ができる大人の撮影とは違って、子供はカメラマンの思うようには動いてくれません。元気に動き回りまわるので、撮るのが難しい被写体の一つでもあります。最高の瞬間でとれたと思っても、ブレていたりピントが合っていなかったりと、失敗写真が多く出来てしまうのが子供の写真撮影です。子どもの写真を撮るときは、まずは顔をしっかり移せるアングルで捉えましょう。シャッター速度は動いているシーンで1/500秒以上、止まっているシーンでも1/125秒以上にして、顔認識機能AFでAFボタン（又は半シャッターボタン）を押しっぱなしにすることなく、ちょこちょこ押しで常にピントが合うようにしましょう。

YAMAJI

顔認識機能でAFボタン押しっぱなしにすると、顔は認識しているけどピントが合っていないことがあるので、AFちょこちょこ押しでしっかりピントを合わせましょう

子供目線の高さでベストショット

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スマホで撮影した子供の写真が、しばしばハイアングルになってしまうことはよくあります。大人の目線から撮ることも素敵なアングルですが、その場合、背景は床や地面になり、その場の雰囲気や子供の個性が埋もれがちです。小さな子供の撮影をするときには、子供と同じ目線の高さで撮影することが大切です。子供の視点から写真を捉えることで、彼らの自然な表情や個性を美しくキャッチできます。この高さを基本に、時にはややローアングルで撮影することで、迫力のある写真を演出できるでしょう。プロカメラマンのような仕上がりを目指すなら、子供とのコミュニケーションと子供の視点での撮影がカギです。撮影を楽しんで、素晴らしい瞬間を切り取りましょう

広角レンズで子どもと背景を一緒に撮影

カメラのキタムラ ネットショップ

子供と背景を一緒に写す魅力的な瞬間を捉える秘訣は、広角レンズを駆使して近づいて撮影すること。

撮影依頼の中には、遠足や体験学習などのイベントで、子供たちが自由に遊びながら楽しむ様子を捉えることが求められることがあります。こうした瞬間を効果的にキャッチするために、広角レンズは非常に有用です。広角レンズは、近くの被写体を大きく、遠くの背景や青空を広く写し込む特性があり、迫力あるショットを実現できます。

ただし、広角レンズを使用する際には、被写体に十分に近づいて撮影しないと、彼らが小さく写ってしまうことになりますので注意しましょう。広角レンズを用いることで、子供たちの自由な遊びや楽しい瞬間を、迫力のある写真として魅力的に捉えることができます。

SHAKE PHOTO

数名の子供を写真に収める場合、子供たちは横並びになることは少ないのでF８以上まで絞ることでピントを合わせるといいでしょう

運動会やスポーツイベントなどでの撮影では、カメラの設定がとても重要になります。オートモードなどで撮影すると、ピンボケや被写体ブレなどの写真となってしまうこととが度々あります。先の項目にも述べましたが、シャッタースピードの選択がとても重要で、1/500秒以上は必要となります。『シャッターモードは連写』にして撮影モードは『シャッタースピード優先』にすることで、大切な瞬間を捉えることができるでしょう。また、奥から手前に向かってくるようなシーンでは『コンティニュアンスAFモード』（ニコンではAF-C、キャノンではSERVO）にすることで、シャッターボタンを押している間ある程度ピントを合わせてくれますが、連写撮影中にもAFボタン（又はシャッター半押し）を繰り替えすことで、しっかりと被写体を捉えることができます。

SHAKE PHOTO

初心者でも扱いやすいcannonのEOS-KISSなどのエントリー機種にはスポーツモードとい便利な機能があり、シャッタースピードなどの調整をすることなく簡単に撮影することができます

カメラは買わずに使う時だけレンタルする

エントリークラスのデジタル一眼レフカメラは、品質や機能が向上しているため、価格も上昇しており、10万円程度かかることが珍しくありません。しかし、カメラは買う前にレンタルすることを強くお勧めします。

なぜなら、カメラを所有することは高額な初期投資を必要とし、メンテナンスやアップグレードにも費用がかかります。そのため、特別な機会や短期的なニーズのために高価なカメラを購入するのは無駄な出費かもしれません。幸いなことに、今日ではGOOPASのようなカメラレンタルサービスが利用可能です。このサービスを利用すれば、必要な期間だけ最適な機材を手に入れることができ、維持や保管の心配も不要です。カメラの技術やモデルは進化し続けており、最新機種を試すこともできます。カメラを所有する前に、レンタルで試してみることで、予算を節約し、ニーズに合わせた最適な選択をすることができます。カメラレンタルは、高品質の写真を気軽に楽しむための賢明な方法です。

まとめ

元気な子供たち撮影には、シャッタースピードと目線の高さなどのアングルがとても重要となります。私たちフォトグラファーの撮影にとって、被写体ブレや手ブレなどの写真は失敗写真となるのですが、ご家族が撮影した場合には素晴らしい思い出になります。今回の記事については参考程度にしていただいて、写真はその瞬間を切り取る手段であり、思い出を形にする素晴らしい方法です。子供が子どもでいられる素晴らしい一瞬の撮影を楽しんでいただきたいと思います。