カメラ初心者必見!これだけでイメージ格段にアップ!! プロカメラマンとモデルが実践しているポートレート撮影の基本 その3

ポートレート撮影では、カメラマンと被写体とのコミュニケーションから始まりますが、今回はポートレート撮影の魅力的な写真を追求するための絞りとボケについて説明していきます。絞りとボケは、写真の奥行きや被写体の際立ちをコントロールするための重要な要素です。この記事では、絞りとボケに焦点を当て、ポートレート撮影におけるその重要性について探ります。

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絞りとは?F値とは??まずは知ろう

絞りは、カメラのレンズの光を制御する穴のような構造になっており、カメラのシャッターが開いている間、どれだけの光をセンサーに通すかを調整します。この穴を開けた状態が(小さなF値)光を多く通ると同時に、明るくピントを合わせた前後がボケるという特徴があります。反対に穴をすぼめた状態(大きなF値)で撮影すると、多少暗くなるりますが、手前から奥までピントが合ったように写ります。つまり絞りを調整することで、被写体の明るさやボケ感を調整することができるのです。絞りの値は「F値」として表され、ポートレート撮影ではF2.8、F4、F8などが一般的です。繰り返しとなりますが、小さいF値(例:F1.8)は大きな絞りを示し、多くの光をセンサーに通します。大きいF値(例:F16)は小さな絞りを意味し、光の量が制限されます。

ボケの効果で人物を注目させる

絞りの設定によって、ボケ効果をコントロールできることを説明いたしましたが、ボケは背景や前景をぼかすことで、人物を際立たせます。この効果はポートレート写真において、人物の美しさを引き立てるために非常に重要です。小さなF値(大きな絞り)を使用すると、人物はシャープに映り、背景は美しいボケとなります。これにより、人物に注目が集まり、写真の視覚的な奥行きが生まれます。

F値を調整しながらボケをコントロールする

ポートレート撮影において、適切な絞りを選ぶことが鍵となります。小さなF値(F1.8〜F4)を選ぶと、ポートレート写真で人物を際立たせる美しいボケが得られます。しかし、被写体の一部がボケてしまうことがあるため、状況に合わせて調整していきましょう。一方、大きなF値(F8以上)は、被写体と背景をよりシャープに保ちますが、ボケ効果が制限されます。取り直しのきかないシーンでは、小さなF値から大きなF値に変えながら複数枚撮影する冷静さも必要となります。

撮影場所の明るさと絞りの組み合わせ

絞りだけでなく、明るさの条件も考慮することが大切です。晴天の野外などでは、F値の幅をフルに使ってボケ効果を強調したり、写真全体をシャープ仕上がりにすることができますが、暗い場所では、小さなF値を選び、被写体を明るく保つことが重要です。

YAMAJI

ファインダーなどに1/125・1/250などと表示されているシャッタースピードやISO100・ISO6400などと表示されているISO感度でも明るさは調整できますが、撮影時のボケはF値でしか調整することができなんですね。

まとめ

絞りとボケを理解することは、ポートレート写真の魅力的な作品を作成するための鍵です。適切な絞りを選択し、ボケ効果を活用しながら、被写体を美しく際立たせるポートレート写真を撮影しましょう。練習と経験を通じて、絞りとボケをマスターすることで、驚くほど美しいポートレート写真を創り出すことができるでしょう。







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